2011年6月27日月曜日

根のある奴は蓮の花と咲く

朝のポタリングで水元公園へと出かけた。
自転車仲間からSNSを通じて教えてもらったパン屋に行くためだ。
久しぶりに家内と自転車で出かけた。
20km/h以下で走るので、30分くらいかけて水元公園付近に到着。
でも、目的のパン屋は8時開店だった。
15分程度早かったので、先に水元公園をポタリングする。

早朝でも沢山の釣り人がいる。
自転車仲間が同じSNSに掲載した写真でみた花菖蒲を自転車で走りながら眺める。
すると菖蒲田の先に蓮池を見つけた。


 私の母の実家は蓮根農家だった。
叔父胸まで蓮田の泥につかりながら、蓮根を掘っていた。
傍で手伝ったことがあるが、とても重労働であり、手探りで探す作業は職人技に見えた。
だから蓮の花には、なつかしいような、特別な思いがある。


そして蓮の花を見ていたら、寅さんを思い出した。
あの有名な主題歌の歌詞。
「俺がいたんんじゃ~お嫁に・・・」の始まりのこの歌の2番が好きだ。
「どぶに落ちても根のある奴は、いつかは蓮の花と咲く」
蓮が黒い土の中に、深く根を張り、丸い葉を水面いっぱいに広げるのは、花を咲かせる茎を水面よりも高く持ち上げ、そこに白い花を咲かせるためだ。
泥にまみれて、泥の底まで足を突っ込んでいても、いつかお天道様の下に花を開く。そんな姿に共感を覚えずにはいられない。

さて、戻ってみるとパン屋は開店していた。
子供を連れた親子が目立つ。
幸せそうな親子を見ながら、頭の中では寅さんの歌がこだましていた。

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